ニック・ディアスはUFC183でアンデウソン・シウバと対面するが、それは二年ぶりの試合になる。これだけ久しぶりの試合だからニックは情熱をもって復帰すると思うかもしれないが、実は逆だ。ディアスの決断は必要に迫られたからであって、情熱から来たものではない。水曜のメディアコールでディアスはこの試合にワクワクしているかと訊かれたときに、それが明らかになった。
「俺は闘いを楽しまないんだ。この業界で(ワクワクしているなんて)そんな言葉は使わない。もし死ぬほど腹へっててもうすぐメシが来るみたいな時になら多分使うかもな。ワクワクするってのはそういうことだ。ていうか何日か休めるってんならワクワクするけどな。」
半ばディアスの独壇場だったセッションで、長い質問、シウバのパロディとフォレストガンプからの引用のせいで記者はディアスに怒られた。ディアスはしっかりとこの試合が仕事であることを指摘した。それ以上でも以下でもないというわけだ。
「俺は誰にもファイターになることを勧めないね。ファイトってのは楽しむもんじゃねえよ。やらなきゃいけないと感じてるだけさ。そういうこった。」
元ストライクフォースチャンピオンは2013年にGSPに負けて以来試合していない。
その試合後、彼は引退を発表した彼はその言葉に忠実だったが彼の復帰はずっと予想されてもいた。そして今ディアスは長い休息だったと言い張る。
「本気で引退するなんて言ったつもりはないぜ。格闘技は引退出来るもんじゃない。やりたくない試合を誰かのためにやってんじゃない。自分のためにでもない。とにかく休みが必要だった。引退とかしない限りUFCでは休めないんだよ。」
ディアは最近UFCと3試合延長契約を結んだ。シウバとの試合を含むこの取引はどうやら彼を引退から引き出すには十分だったようだ。
「オファーは色々されたが、丸一年の間ずっと興味のない試合ばかりだった。俺は自分の人生と向き合うし、そうしてきたんだ。座って話し合うことが出来たってことだ。」
「これは俺がやりたいと思える最大のビッグマッチを探してた。いつも通りにな。18からそうやってきたんだ。で、UFCに来たってわけだ。」
ファイトマネーには不満を述べてきた彼だが、今回の契約には満足しているようだ。
「文句は言わない。これ以上のものは望まない。この契約には満足しているよ。中々つらかったね。特に他の3人(訳注:シールズ、メレンデス、ネイトのこと)が払われるべき額を貰えてなかったときには。」
キャリアの大半はウェルター級だったが、今回ディアスはミドル級でシウバと闘う。だが、ウェルター級への減量には苦労してきたのでそれが問題だとは思っていない。
「体重けっこうあるんだよ。減量には大体苦労している。特に連戦してる時は170ポンドにするのはつらいんだ。ミドル級にするのは楽だ。だから闘いの日々に戻るのもすぐに出来る。」
もうすぐ31歳になるディアスは200ポンド近いと言う。彼は階級を行き来出来ることは彼の強みになると信じている。
「どの階級でもやれると思ってたこともあるが、今は昔よりは体もデカくなった。160、170、185、たぶん155ポンドでも闘えると思ってたのさ。弟なら今でも出来るんじゃないか。」
シウバvsディアスは現実のものになったが、その試合で何が起ころうともディアスが闘いを楽しむことを期待してはいけない。彼によると、闘いを楽しめるというやつは皆嘘をついているそうだ。
「誰も傷つけたくない。俺は暴力的な人間じゃない。俺は特に暴力は楽しめない。人が何度も傷ついていくのを見るのは嫌なんだ。『誰かを痛めつけたいんだ。』だの『闘いが好きだ』だの言う連中がいるが・・・俺からすりゃ『このクソ野郎』って感じだ。」
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