2020年3月19日木曜日

忘れ物を取りに戻るのではなく新しいものを取りに行く

何を隠そう、プロレスと格闘技が大好きである。
どのぐらい好きかというと、会社からの帰り道にAmazon Primeの名コンテンツ「有田と週間プロレスと」(くりいむしちゅーの有田氏がただただプロレスを語る番組)をスマホで流しヘッドフォンで聴きながら歩いているくらいには好きである。
今日は下の回を聴きながら帰った。
高田の引退試合のエピソード。
高田は引退試合の相手にかつての弟子である田村を選ぶ。
田村はかつて高田に挑戦状をたたきつけるも結局2人の対決は実現しなかった。
そしてその後田村は高田の下を去る。
7年後、自身の引退試合で高田は田村と闘う。
これを有田氏は「忘れ物を取りに行く」と表現する。

ここまで聞いて自分の忘れ物を思い出した。
テコンドーである。大学に入った19歳から始めて去年11月引退した。
13年続けた。大学で始めた同期はとっくに全員辞めていた。社会人になっても続けたのは俺だけだ。9年目の時黒帯をとった。
ところが、そのぐらいから明らかに情熱がなくなった。満足してしまったことに加えて実戦性がないから。
だが、最後に試合で勝って辞めようと思っていた。
ところが、頻繁に試合のルールが変わることに加えてモチベーション不足、持病の腰痛もあり、たまに出る試合では1回戦敗退を繰り返した。

そして、昨年11月また試合があった。これに絶対勝って引退しようと練習に励んでいたが、練習のダメージで腰痛がよりひどくなった。
そのため、試合直前に勝敗に関わらず引退しようと決めた。
いざ試合になると腰のダメージと気持ちがふっきれていたことから、一体何しに出てきたんだという試合内容となり全くいいところがなく負けた。
最悪だ。負けるにしても壮絶な試合がよかった。

これが俺の忘れ物。
仙台にもテコンドー道場があるため、もう一度本格的に試合に特化した練習をして試合での勝利を目指すということは可能である。
だが、俺はその忘れ物は取りにいかない。
まず現実的な話として前回練習すればするほど腰が痛くなった。今回も同じことになるだろう。
そして、過去に執着することがいいこととはどうしても思えない自分がいる。

学生時代、留学をしたのだがこれが何もかも大失敗だった。
しかも、日本に帰ってきたら日本に残っていた後輩たちの方がずっと英語が出来た。
それが悔しくて何とか差を埋めようと隣の大学のアメリカ人留学生専用の授業に参加するのだが(留学していた関係で参加資格があった)そのせいで就職活動に注力出来なかった。
自分より大手に自分より早く内定をもらっている同級生を見て死にたくなるほど絶望した
(このコンプレックスは転職したことでなくなったが)。
その経験があるため、過去の失敗を払拭するために頑張ることがいい事とはとても思えない。

実際、今はテコンドーを辞めて腰に負担の少ないブラジリアン柔術とキックボクシングをやっている。今またテコンドーにうつつを抜かすとその2つの上達が遅れる。
今欲しいのはブラジリアン柔術の青帯でありテコンドーの地方大会の1回戦での勝利ではない。
だから忘れ物を取りにいくことはしない。
というか忘れ物ですらない。さようなら、テコンドー。

さぁ、週末はブラジリアン柔術とキックボクシングの道場に行こう。
そして、もう嫌というほどやったけどダメだった英語ではなく、税理士試験の勉強をしよう。
新しい努力の成功は、きっと忘れ物を本当に忘れさせてくれる。

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