川端康成がここ数年好きである。
文章から色気が漂うあの作風が素晴らしい。
とにかく読むたびにいい女が出てくるので心躍る。
有名どころでいえば「雪国」の駒子が酔っぱらって主人公の部屋に来る場面なんか、
可愛くてたまらん。
そういうわけで本屋に行くとふらっと川端康成がある棚に行き、まだ読んでいないのを買うという事をやっている。
最近も写真の「千羽鶴」を買った。
一つの長編かと思ったら「千羽鶴」とその続編「波千鳥」の二話の収録であった。
しかもこの続編の方は未完のため、「ここで終わるんかい!」という場面で途切れる。
以下ネタバレなのだが、この話は若い男が亡き父の愛人だった女にお茶会に呼ばれるところから始まる。そこでその愛人の女からお見合いのように令嬢(愛人の娘ではない)を紹介される。
しかし、そのお茶会に父の別の愛人とその娘もやってきてしまう。
そしてその日に娘と一緒に来た方の愛人を主人公が抱く。
え?言葉通りのマザーファッカーやん。
その後、その愛人は自殺するが今度はその娘の方と恋仲になりまた抱く。
今度はドーターファッカー。
その後この娘は姿を消し、主人公は探すのだが続編では当初紹介された方のお嬢さんと結婚している。しかし、こっちは良心の呵責から抱いてない。
お前は村上春樹か。
こうしてあらすじだけ抜き出すとヤバいやつばっかりのように思えるがいざ読み始めるとそうはならない、というかむしろ壊れやすく脆い人間ばかりという逆の印象。
川端康成恐るべし。

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